夢のマイホームの建築構造を考える~パート11
家族の生命を守る為に
8つの大事な知識
⑧メンテナンス
折角コストパフォーマンスの高い高機能住宅を建てても、後々の修理や、維持費が頻繁に発生し、金額高価であっては、トータルでは割高な住宅となってしまいます。受託する住宅建設会社にもよりますが、建てる段階から、メンテナンスに関して必要と思われる費用を把握し、工法、建材等含め、メンテナンス性の高い選択をお勧めします。
工法が簡易で、コストも抑えられ、機能的にも効果が大きいサイディングは多く用いられていますが、メンテナンスコストが高いのもNO1です。
外壁サイディングの施工例
サイディングに比して職人による工法技術の高さが必要とされる塗り壁ですが、耐久性、費用とも意外とコストパフォーマンスに優れています。
以上家を建てるうえで、どこに注目して費用を掛けるかを建築の安全性を基本目線で語ってきましたが、安全といっても結局金額とのバランスになります。
出せる金額に対してどこまで高機能、高性能を実現できるかと言う事につきます。工法・部材に関しても考え方を示しました。
やはり、建築の為の工務店選びが重要になります。一般住宅であれば、2階建てであれば、二級建築士で設計が可能です。工務店レベルでの注文住宅の提案もしている中小企業は結構あります。
まずは、今回述べてきたポイント(パート1~11)をベースに話を聞いてみましょう。その中でしっかりとした受けごたえができ大工仕事も自前でできるところを選べば、色んな工作物に迅速に対応して貰えますし、日常の住宅に関する質問にも手軽に乗って貰えると思います。
そして注文住宅で個々の生活スタイルに合った間取りや構造、費用の掛け方も時間をかけて納得のいく愛着の持てる家づくりを目指しましょう。