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管理職で転職を4回してきましたそこで思う事

夢のマイホームの建築構造を考える~パート4

《軟弱地盤工法》

今回は前回説明の軟弱地盤に対すの土地に建物を建てるための工法についてお話します。

保証はお守りです。実際はそんな地盤でも対応する工法があります。

以下の四つをお話しします。

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①表層改良

深さ2mほど土を掘りながら固化材を入れて、土と強固材を混ぜ合わせることで地盤を強固にする方法です。床面積20坪くらいの場合で費用は約50万円です。

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②柱状改良

①の表層改良工法で強度を出すのが難しい地盤の場合、簡単にいうとコンクリートの柱を何本も注入して地盤を強固にします。家を建てる敷地に碁盤の目のように規則正しく柱を注入していきます。一戸建てはもちろん、自重の重いビルやマンションなどで多く用いられる工法です。

強固な支持層までコンクリートの柱を打ち込んで建物を支える方法と、打ち込んだ部分の土を一体化することで、地盤を強固にする方法です。
「安定した支持層まで打ち込む方法もありますが、一戸建ての場合はそこまで打たず、4mほどで済ませる場合があります。支持層まで打たなくても、地震の際に数十本の柱と土が摩擦を起こすことで、柱の注入された土の部分が一体化し、家の揺れを抑えることができます」

床面積20坪くらいの場合で50本以上を4m注入した場合で、費用の目安は約100万円。「費用は注入する深さに比例します。例えば同じ面積でも、重量のある5階建てのため支持層のある40mの深さまで打ち込むと1000万円を超えます」

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③鋼管杭

考え方は②柱状改良工法と同じ要領で、コンクリートの柱の代わりに鋼管を使用します。費用も②柱状改良工法とほぼ同じです。

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④砕石パイル改良

砕石パイル工法というのは、小さく砕いた天然石を地面に詰め込んで形成した石柱(パイル)を使い地盤を補強する工法です。固化材などを一切用いていないにもかかわらず、軟弱地盤にも適応可能で地盤の支持力を高められるのが大きなメリットです。地震などの揺れにも強く、水はけもよいため、液状化を防ぐ効果も期待できます。

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《要注意》

61%の地盤調査会社が過剰判定をしている!?
地盤調査会社が直接地盤改良を行ってる場合が多い。必要がなくても地盤改良をすることで、売上を上げて保証金の支払いを押さえていると言われています。不審に思われたら他の地盤調査会社のセカンドオピニオンをしてみると良いと思います。

家族の生命を守る為に
8つの大事な知識

基礎の話

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8つの大事な知識②基礎

地震の被害に見舞われることが多い昨今、「耐震」という言葉をよく耳にするようになりました。家を購入したり建てたりする際には、耐震性能のランクを示す「耐震等級」という言葉が用いられています。「耐震等級」という言葉についても何となく意味がわかったようなつもりになってしまいがちですが、もう少し、この意味合いを理解しておくこと安心・安全な家づくり・家選びのメリットにつながります。

《免震・制震とどう違う》

免震・制震は、耐震とは違う方向から建物を守ろうとするものです。免震は、建物に入る地震の揺れ幅を軽減し、家の中と建物そのものの安全を守ろうというものです。地震の揺れが建物に伝わりにくい構造を目指すものです。さらに、制震は建物内部にダンパーなどの「制震部材」を組み込み地震の揺れを吸収するというものです。

●耐震等級1

「耐震等級1」は、建築基準法で定められた、建物に備わっているべき最低限の耐震性能を満たしていることを示すもので、震度6強から7に相当する、数百年に一度起こる大地震に耐えうる強度を持つように構造計算されています。2016年4月に発生した熊本地震震度7でしたが、このレベルを想定したものと考えればわかりやすいでしょう。

 ◎数十年に一度発生する(住宅の密集する都市で震度5強程度)の地震に対して、損傷しない。ここで定められた「震度」に幅があるのは、震度という値そのものが、地震の被害状況から定められるためです。実際に生じた地震の性質によって震度も変わってくるため、あくまでひとつの目安として考えるべきです。

 ●耐震等級2

耐震等級2は、上で示した耐震等級1の1.25倍の倍率の耐震強度があることを示しています。「長期優良住宅」として認定されるには、耐震等級2以上の強度を持たねばなりません。災害時の避難場所として指定される学校や病院・警察などの公共施設は、必ず耐震等級2以上の強度を持つことが定められています。

 ●耐震等級3

耐震等級3は、耐震等級1の1.5倍の耐震強度があることを示しています。住宅性能表示制度で定められた耐震性の中でも最も高いレベルであり、災害時の救護活動・災害復興の拠点となる消防署・警察署などは、その多くが耐震等級3で建設されています。

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耐震等級とは

耐震等級3が最も安心ですが、「耐震等級3」を得ている事と「耐震等級3相当」と言うことは若干違うので覚えておいてください。

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