仕事にまつわる思い

管理職で転職を4回してきましたそこで思う事

薪ストーブの掃除のしかた

シーズンの初めに薪ストーブの掃除をしましょう!

今年も薪ストーブのシーズン(2021年5月)が終わり、簡単に掃除し、シーズンの働きを薪ストーブに感謝するころになりました。

自宅に薪ストーブを据えたのは9年ほど前になりますが、家の中心に薪ストーブを置き部屋全体を温めるという、我が家の暖房の中心的存在です。

大きさは中型(本当はもう一回り大きい方が良かったと思いました)ストーブ先進国イギリスのNo.1メーカーチャーンウッド製を輸入代理店のアドヴァンから購入し、新築時に工務店に設置して貰いました。

f:id:mirukodesappu:20210507114550p:plain

f:id:mirukodesappu:20210507115219p:plain

上の室内左にある薪ストーブです。

f:id:mirukodesappu:20210507154118p:plain

薪ストーブ各部名称

とにかく手間が掛かるのは、エアコンやファンヒーターに慣れすぎた現代人にとっては当然です。大昔、まだ風呂を薪で沸かしていた時代は、町に練炭や、薪を売っている店があったと聞きますが、今では薪を手に入れるのも大変です。キャンプやBBQで使うのであれば、20キロ位の薪があれば十分でしょう。しかし、これが1シーズンの暖房となると別です。

一番寒い1月から2月位の間で、夕方から夜の3~4時間程度30日程使うとした場合でも余裕をみて400キロ位は準備しておきたいところです。これらの薪の準備から、薪棚に乾燥させる為に積むのも結構な手間です。

当然使用中も、着火して火が炉内に十分回るように空気口の弁を調整したり、薪を補充したりと、20分から30分程度で気にしながら火の具合を確認しなければならないので、まるで赤ん坊の世話をするようです。

しかし、安定運転ができれば、遠赤外線の暖か輻射熱がじわっと部屋全体を温めて、火の揺らめきを見ながらくつろぐ贅沢感は薪ストーブならではのものです。

さて薪ストーブの良さはさておき、メンテナンスの話ですが使用シーズンが始まる前にするのが良いです。シーズン終了の4月5月に掃除しても良いのですが、それから半年以上放置状態になりますから、その間、埃が入ったり、煙突開口部から鳥が巣作りしないともかぎりませんから、使用前が使用状態を直前に確認できるので安心です。

これもマニュアルがある訳ではないので、掃除をすれば良いと言いつつ手探りで始めるには手順も含め手本が欲しかったので、プロに頼むことにしました。

色々ネットで検索すれば、いくつか業者が見つかります。福岡県はそもそも薪ストーブが普及している訳ではないので、近隣県の大分から来られる業者さんに依頼しました。

《ストーブ掃除》

スス対策の服装(軍手・雨具の様な埃が付きにくい恰好・マスク・タオル頭巾)

炉内の簡単な掃除(予め大きな木くずや、灰などを捨てておく)

ストーブ周りのススの飛散対策(ビニールシートか新聞紙等で飛散個所を覆っておく)

ワイヤーブラシとピアノ線(煙突掃除のメインツール)

f:id:mirukodesappu:20210507154605p:plain

ワイヤーブラシの径は使用する煙突の径に合わせます

準備ができたらスタートです。

1.ワイヤーブラシによる煙突内スス取り作業


f:id:mirukodesappu:20210507203702p:plainf:id:mirukodesappu:20210507203803p:plain

f:id:mirukodesappu:20210507203928p:plainf:id:mirukodesappu:20210507204015p:plain

f:id:mirukodesappu:20210507204152p:plain

f:id:mirukodesappu:20210507204243p:plain

ワイヤー(ピアノ線)を煙突上部に向けて差し込んでいきます。この際、ワイヤーを回したり、細かく上下させたりして、煙突内側のススをこすり取ります。この際のススは開口部に付けたビニール袋に落ちます。
ススの量は使用回数や、薪の種類、燃焼度合い等により異なりますが、結構な量が出ます。ススがタール状になると薪の不完全燃焼やストーブを痛めるので、上にワイヤーを上げながら擦っていくのは力仕事にはなりますが手を抜いてはいけません。ブラシがどこに当たってるのかは見ることができませんから、注意深くまんべんなくスス取りができるのが理想です。

2.ストーブ内部の清掃

ワイヤーブラシ掃除が一段落ついたら、次にストーブ内部の清掃です。開口部上部の接はいるよう合部分は上から順にブラシや使い古しの歯ブラシ等使って擦ってしっかり、黒錆やススをとります。上から下に掃除をすることで、ススが結果的に落ちたススがビニール袋に落ちます。

基本的には、この作業が掃除のメインです。ストーブ内の各部は出来れば乾いた少し硬い使い古しの歯ブラシのでゴシゴシとスス落としをして、炉内をスッキリ奇麗にします。ススと黒さびは早めに取らないコビリ付くので、毎年メンテナンスをしていれば、ストーブも良い状態で長持ちします。結構ストーブ自体は安いもので5~30万で買えますが、煙突の部材や施工費に結構費用が掛かります。そう言う意味では本体もさることながら、煙突部のコンディションを良好に保つために、煙突掃除は毎年したいと思っています。

f:id:mirukodesappu:20210508125037p:plain

煙突接続部を外してみた炉内(上部)

f:id:mirukodesappu:20210508125214p:plain

炉内掃除(掃除機にて)

f:id:mirukodesappu:20210508130203p:plain

ブラシを使って擦りながら掃除

まとめ

折角手間の掛かる薪ストーブですから、掃除にも手間をかけてあげて、可愛がってあげましょう。ここまですると、毎シーズンのストーブの火入れが楽しみになります。四季のなかのイベントとなってしまうと、毎日にアクセントができて、気にもなりませんでしたが、煙突が見えるお宅をみると、「この家は暖炉かな?薪ストーブかな?」とか、丸太が庭に放置されている様な状態をみると、「ああ乾燥してるんだ、いちいち斧でわるのかなぁ、機械で割るのかなぁ」等とどうでも良いことを想像し、結構楽しいものですし、他の方の薪ストーブライフが参考になる事もあります